出っ歯と口呼吸

口で呼吸をしているお子さんは出っ歯(上顎前頭)になることをご存知でしょうか。

最近の子供達は"ポカン口"つまり鼻で呼吸をしていない、口呼吸が多いと言われています。

鼻疾患、扁桃肥大、癖など原因は様々考えられます。

口で呼吸することは、正常な呼吸の仕方ではありません。

通常人は鼻を使って呼吸を行います

鼻呼吸では鼻という器官のフィルターによって、多くの恩恵を受けることができます。

口呼吸が口腔の発達に影響を与えることは、歯科医であれば誰でも既知のことです。口呼吸=出っ歯は歯科医師国家試験をパスするために、絶対に必要な知識の1つなのです。

先日ブログに書き込みましたが、あいうべ体操で著名な今井先生のご講演を拝聴してきました。
先生はあいうべ体操により鼻呼吸と舌のポジションの改善を行い、様々な病気を治せることを幅広く伝えるために日々多くの講演や執筆をされています。講演の中では免疫力の増加やインフルエンザの予防、アトピーの改善が可能であると言われていました。
先生は患者さんが病院に通わないようにすることが自分の使命であるとおっしゃっていました。
あいうべ体操のすごいところは、費用がかからないこと、道具が必要ないことがあげられます。「あいうべ〜」という体操を1日30回唱えることで改善を行います。まるで南無阿弥陀を唱えるような手軽さですね。
実際のやり方はネットで検索が可能です。まるで南無阿弥陀のような手軽さですね。
一昨年ぐらい前からインフルエンザ予防のためにあいうべ体操を推奨する小学校が多くなっています。
当院でもすでにあいうべ体操の効果と必要性を多くの患者さまにお伝えしてきました。
MFT(筋機能療法)と合わせて、正常な成長発育を促していきたいと考えています。
正しい口腔機能や形態を獲得することは、悪い歯ならび(不正咬合)を予防することだけではなく、矯正後の後戻りを防止するためにも大切なことなのです。
これからも積極的に診療に取り入れていきたいと考えております。